★ 本物の天使になった隼人 ★
9月にお預かりしたのに耳が凍傷でどこか不安げだったシーズー
それが隼人との出逢いでした
子供の頃からどちらかと言うと大型犬が好きだった私は
預かりをしなければシーズーという犬種とは出逢っていなかったでしょう
シーズーの魅力を教えてくれた隼人
素敵なご夫妻様に迎えられたのは桜が満開になる頃でした
そんな隼人がリンパ腫になってしまってからも
ご夫妻様は懸命に隼人と共に病気と闘って下さっていました
今年の夏も頑張って乗り越えてくれると信じて疑わなかったのですが
先日ママ様から悲しいお知らせが届きました

〇〇様
夏らしい暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
フウちゃん、カープちゃん、あゆむちゃんはお元気そうで何よりです。
可愛い笑顔に癒されます。
さて、本日は本当に悲しいお知らせをしなくてはなりません。
7月27日、午前3:15に最愛の隼人が亡くなってしまいました。
フウママさまにご連絡をしなくてはと思いながら、
何度もメールを書こうとしたのですが、そうする度に涙が止まらなくなってしまい、
ご連絡が遅れてしまいました。申し訳ございません。
2014年2月末に再度闘病生活が始まって以来、
隼人はずっと、リンパ腫はもちろん、薬によるたくさんの副作用と懸命に闘ってきました。
赤血球数が減少し、腎臓や肝臓が悪くなり、毛もどんどん薄くなり、目が見えなくなり、
足腰が弱くなり…。そして通院するたびに、
先生と、今は何を優先に治療をしようと話し合いながら治療を続けてきました。
隼人にはたくさん大変な思いをさせてしまいましたが、
どうしても少しでも長く隼人と居たくて、でも、隼人の幸せを奪わないように必死に考えながら、
みんなで力を合わせて頑張ってきたつもりでした。隼人もいつも一生懸命に応えてくれていました。
最後に隼人の命を奪ったのは感染症でした。
免疫力が落ちてきているので、感染症にならないよう、気をつけていたのですが…
7月23日の土曜日の朝、隼人は高熱を出しました。
また、お尻の左側が腫れているのに気付き、病院に連れて行き、
何かに感染したのかな、ということで抗生剤と痛み止めを注射してもらいました。
それで熱も下がり、食欲も戻るはずだったのですが、変わりませんでした。
そして、日曜日、元々通院の日だったのですが、
いつもの担当医がお尻の水疱から膿を取り出し、洗浄をしてくれました。
それから一時的に熱も下がったのですが、
翌朝にはまた膿も溜まり、熱も上がり、どんどん苦しそうになってしまいました。
もう、自分の脚で立つことが難しくなり、おしっこも中々できず、
もちろん食欲もゼロ。水も飲みませんでした。
月曜日、火曜日は少しでも動かそうと抱きかかえると苦しむので、病院に連れて行くこともできず、
我々が病院に行き、注射や薬を頂き、指示を受け、自宅でできる限りのことをしたのですが、
痛み止めもあまり効かず、中々隼人の痛みを取り除いてあげることができませんでした。
火曜日は朝から一日中、苦しそうにずっと叫んでいました。
隼人は最後、本当に苦しんでしまいました。意識が朦朧とする中、ずっと叫んでいました。
でも、息を引き取る前の10分間だけ、呼吸も深くなり、叫ぶこともなく、
痛みが治まったように思えました。
病院の先生は、
「何としても痛みを取り除いてあげたいという私たちの気持ちが隼人に届いたのでしょう」と
言ってくださいました。
そして、10分後、ずっと握っていた隼人の手が、ぐっと私を押してきたと思ったら、
急に静かになってしまいました。
病気は本当に怖いです。隼人との闘病生活の中で、私たちは正しい判断をしてこれたのだろうか、
あの時、もっとああしていれば、こうしていれば、とずっと頭の中を同じ事がグルグルと回っています。
さらには、なぜ、リンパ腫なんか発症させてしまったのだろうか、とか。
火葬をして頂いた隼人の骨は、
抗がん治療を行ってきた子のものとは思えないほどしっかりとしていました。
あんなに弱っていた脚も腰も、強く立派な骨として残っていました。
そして、何よりも頭蓋骨が隼人の頭の形そのままで、
最後まで可愛い顔で私たちを見つめてくれていました。
病院の先生にこのことを話したら、あれだけ抗がん剤を打ってきたのに、
隼人は偉い、隼人はすごい。
そしてそれは隼人から私たちへの最後のプレゼントだとおっしゃっていました。
やっぱりダメです。涙が止まりません。
でも、私たちは隼人が大好きで、大好きで、大好きでしたので、
それだけ悲しみが大きいのは仕方ないのだと思います。
そして、隼人と家族になれた私たちは世界一の幸せ者でもありました。
フウママさま、隼人との縁をありがとうございました。
本当にありがとうございました。そして、たくさんのワンちゃんたちを幸せへと導いて下さり、
いつも感謝と尊敬の気持ちでいっぱいです。私たちも自分たちのできることから頑張ります。
まだまだ暑さが続くと思います。どうかご自愛ください。

ママさんとお電話でお互いただ泣くばかりでした
そして隼人のことをたくさん話しました
ボーイのママさんに伺ったように隼人のママさんにも
隼人の訃報をブログに報告して良いものかお聞きしましたら
「隼人が物凄く頑張った事をそして元気な頃の写真をいっぱい載せて下さい」と
ママさんからのメールを全文載せさせて頂きました。
そして写真は我が家で過ごした頃の隼人を
隼人をお預かりした時は

この写真には多くの方から隼人への
応援のコメントやメッセージをたくさん頂きました

トリミングしたらぬいぐるみのように可愛い姿に

クリスマスの時期にはドックランで遊んで
イルミネーションも見て
そしてこの場所で隼人はご夫妻様とお見合いで初対面したね
新年には

フウ・隼人・Мダックスの聖夜と
富士山の見える所へお出掛けしたね


お気に入りの骨型オモチャ
仕事から帰宅すると鳴らしながらご褒美にくれた隼人

フウと一緒にドアの向こうの玄関を
誰か帰って来ると覗いてた


後から預かったマロとも一緒に生活して
お届けが同じ日だった

息子が食事をしてると立っちのポーズで悩殺

天使そのもの

箱入り息子




カメラが嫌いでアップを撮ろうとすると困った顔してたね

フウの1歳の誕生日のケーキを一緒に
ご夫妻様に迎えられてからは毎年お誕生日、クリスマスお正月
そしてお出掛けした時の可愛い写真を送って頂きました。
どのお写真も愛されてる幸せそうな姿ばかりです。
元保護犬だった我が家のフウ
体はフウが大きくても年齢は隼人が上ですが
フウに甘えてた隼人



我が家のおばあちゃん猫とも
お預かりする子達はどの子達も
それぞれ暮らした想い出があります
全てがオンリーワンの愛さずにはいられない子達ばかりです
私の寝室の部屋には

夏の想い出としてママさんが送って下さった
アロハ姿で笑顔の隼人が
贈って頂いてから今も変わらず笑っています
お届けの時の別れでは毎回号泣してしまいますが
それは幸せへのスタートでもあります
永遠の別れは本当に辛く悲しみが溢れると同時に
たくさん愛して下さった里親様へ感謝せずにはいられません。
ボーイに続いて隼人まで・・・・
預かりをしていてこんなに辛いことはありませんが
空の上でボーイと隼人が逢っていたら
きっとお互いのご家族自慢をしてることでしょう
しっぽを持った天使が
最期まで愛され本物の天使になってしまいました
誰よりご夫妻様と1日も長く一緒に居たかったから
辛い治療も頑張ったんだよね隼人
ボーイも隼人もこれからも私の大切な子達だから
隼人のご夫妻様本当に隼人を愛して下さってありがとうございます
【 今日のメッセージ 】


動物の医療も進化して
昔より長生きできるようになりました
それでも人間より先に逝ってしまいます
我が家のフウも7歳になりました
しっぽの子達との時間をどうか大事に過ごして下さい

| リンパ腫と最期まで頑張った隼人へ | 23:34 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
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| | 2016/09/13 02:04 | |