★ 飼い主さんを想って命を終えたの?チィちゃん ★
預かりを始めてから週末だけ行っていた広い原っぱでした
(通称天然ドックランと呼んでます)
そこで多くのワン友さんが出来ました
代々の預かりっ子も可愛がって貰いました
そんなわん達の中で特にどんな子にも優しかったのがチィちゃん
飼い主さんはお孫さんが居られる年代の方ですが
膝に痛みがあってもチィちゃんのお散歩は
朝晩に1時間半づつと夜におトイレの為にと3回してました
そんなお母さん(飼い主さん)が大好きだったチィちゃん
12歳を迎えましたがパピーのように
お母さんにいつも甘えていました
そして
人の会話がまるで分かるように立ち話を聞いてる子でした
先日久々にチィちゃんと逢った時
飼い主さんから入院する話しを伺いました
30年前に膝にボルトを入れたらしいのですが
それを摘出して再度入れ直すようになったのです
入院期間は1ヵ月半くらい掛かるとのこと
問題はその間のチィちゃんです
息子さんと同居されてますが夜勤のあるお仕事で
今までチィちゃんのお散歩をしたことがなく
結婚した娘さんが預かるようになるらしいのですが
娘さんはマンション住まいなので
庭の土掘りが大好きで
夜はお母さんのお布団に潜り込む子ですから
環境の変化でどうなるか・・・
チィちゃんの為には長年住み慣れた家が一番なので
飼い主さんはチィちゃんの為に早めに退院してくるお気持ちでした
チィちゃんの事で何かあったら連絡して貰えるように
携帯番号を控えて貰いました
入院は6月下旬か7月上旬の予定でした
「どうしたかな」と気になっていましたが
今日 チィちゃんの訃報を知りました
「なぜ・・・」その言葉と涙しか出ませんでした
少しアレルギー体質のチィちゃんには
高額な療養食を動物病院で購入されてましたし
定期的に健康診断もして
先月もどこも異常がないと診断結果に喜んでおられたのに
私から話しを聞いていたワン友さんの柴犬が
お散歩中にグイグイ引っ張る方向がチィちゃんのお宅だったそうで
他犬の犬には吠えてしまう柴犬のミルクちゃんも
チィちゃんだけは信頼していたのです
そしてチィちゃんの事を知ったそうです
飼い主さんのお話しでは
入院中のチィちゃんの事で
娘さんと息子さんと家族で話し合った直後から
食いしん坊だったチィちゃんが
食べようとしなくなったそうです
それでも
お散歩も変わりなく
病気を感じさせる様子もなかったらしく
いつものようにお散歩を終えて
飼い主さんが飲み水を取りに家に入り
戻って来たらチィちゃんが亡くなっていたそうです
僅か1分くらいの時間だったでしょう
チィちゃんを知ってるワン友さんの想いは一緒でした
「大好きなお母さんが無理しないで療養出来るようにチィちゃんは・・」
その想いを誰より一番感じてるのは飼い主さんです

リブレお預かり中の時に撮影したチィちゃん
いつも笑顔で優しかったチィちゃん
チィちゃんと挨拶出来た最後の預かりっ子となったキキとポピー

雨で退屈中のキキ & ポピー





大好きなお母さんの手術が無事に済むように
きっと見守ってくれてることでしょう
大型犬で12歳だったチィちゃんだから
寿命で偶然そうなったと言えばそれまでですが
チィちゃんを知ってる人達は誰もが
「お母さんを想って」と思わずにはいられません
事実は虹の橋へ渡ったチィちゃんだけが知っていることです
大好きだったお母さんの傍で静かに逝ったチィちゃん
いつまでもお母さんを見守ってくれることでしょう
預かりっ子達にいつも優しくしてくれてありがとう
そうチィちゃんにお礼を言いたいので
明日(既に今日)キキとポピーと一緒に
チィちゃんのお宅へ伺うつもりです

長年一緒に暮らしておきながら
老いて世話が面倒だから
医療費を掛けたくないから
そんな理由でセンターに持ち込まれる命
飼い主に心の痛みはないのでしょうか
命あるものは必ず死を迎えます
多くの子達がチィちゃんのように
飼い主さんの傍で最期の時を迎えられますように
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| シニア ゴールデン チィちゃんへ捧ぐ | 02:23 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑